大地震災害に備えて

防災保育のしおり(全文)

防災保育のしおり:取り組み(1)~(5)は

保育中に大地震が起きた場合を想定して
作成しています。
家庭保育室ひいふうみ(以下:保育室)と

保護者が協力し

同じ危機管理意識で大災害に備え、

保育中の

*お子様の安全

*保護者の安全を優先した上での

スムーズなお引渡し

*大災害が発生しても

保育を継続できる体制作り

を目指しています。

保護者と保育室が、それぞれの役割と

緊急時の連絡方法を確認する事で、

日々安心してお仕事に向かい、

交通機関の麻痺などでお迎えに向かえない時も

[きっと大丈夫]と希望を持っていただけるような

更には、普段の生活の中で、

ごく当たり前に防災への配慮がされ、

お子様にとっての防災教育にも繋がるような

家庭保育室を運営していきたいと思います。


◆家庭保育室の弱点と強み◆

家庭保育室では児童の人数・時間帯によっては

私(以下近藤)が1人の時もあり

緊急時に他の大人と連携しづらいという弱点があります。

しかし、自己所有の自宅での保育は、

耐震補強工事、室内防災対策等を

自由に迅速に実行できる環境にあり、 

近藤の[帰宅]が必要無い為、

災害時でも保育に専念できるという安定感があります。

そして、お子様に必要な日常生活の設備が

全て揃っている為、

建物に被害がなく、近藤に重大な怪我が無い場合は
公共の避難場所(体育館等)に避難することなく、

ひいふうみにそのまま留まり、

宿泊をしながらお子様を保育・保護し、

災害ストレスの少ない環境で

保護者のお迎えを待つことが可能です。

まずは保育室の弱点をしっかりと認識し、
弱点を補うべく防災意識のレベルを上げ、

継続することにより

安心で安全な環境作りにつなげていきたいと考えます。



◆保護者と保育室との共通認識◆

以下の5点について保護者と保育室の意識をあわせて
防災保育に取り組みたいと思いますので
ご理解、ご協力お願いいたします。
(個別にリンクあり。連続読みは↓更に下へ↓)

★取り組み(1)

事前対策:建物に被害を出さないこと

★取り組み(2)

揺れの瞬間:保護者・保育者が怪我をしない事

★取り組み(3)

揺れの直後:連絡手段を確保すること

★取り組み(4)

家族が再会できるまで保育を継続する

(ライフラインが止まった状態でも、保育が継続出来るように防災備蓄をすること)

★取り組み(5)

放射能対策を含む水と食料の確保




★取り組み(1)~(5) 連続読みは↓こちら↓

取り組み(1)

事前対策:建物に被害を出さないこと

家庭保育室ひいふうみは
  平成20年5月完成の新築防災住宅です。
  【全てにおいて防災に配慮された住宅】

をコンセプトに建築されました。

建物自体の耐震性はもちろんですが、

  内部の間取りや設備も

大地震に備えて造られており

  保育室のある1階においては、

倒れてくる家具も落ちて来る家電も無く、

避難経路を複数確保できるよう配慮されております。

ガラスの防犯&飛散防止フィルムは、

建物全ての窓ガラス全面、

ペアガラスの〔内側と外側の両面〕に施工済みです。

はめ込み窓やトイレの小窓まで、
万が一割れても、

ガラスが落ちてきて怪我をするというリスクは

最小限に抑えられています。

保育中の大きな地震の際にも

直ちに建物が全壊、あるいは

  保育が継続できない程の建物被害を受けるという可能性を出来る限り排除し

出来る限りの耐震対策をした上で

保育室を開設いたしました。

今後も、危険を把握し

建物のメンテナンスや

防災・防犯上の配慮を欠かさず

安心してお子様を託していただけるよう

努力いたします。


超飛散防止フィルム:メーカー管理CPマーク番号取得
製造販売元:住友スリーエム株式会社

施工業者:サンホームセキュリティー

取り組み(2)

揺れの瞬間保護者・保育者が怪我をしないこと

お子様の安全はもちろんですが、

まずは保護者が助からなければ

お子様をお迎えには来られません。

同様に、

保育者が深刻な事態に陥ると、

お子様をお引渡しまで守りぬくことは出来ません。

大災害時には、

まず第一にご自身の安全を最優先してください。

危険を冒して一人でお迎えに向かうよりも、
その場に留まり職場を守り、

周りの人と助け合って、

身の安全を確保し通信手段を確保して

お互いに安否確認することが先決です。

お迎えに向かうかどうかは、

その後の判断です。

同様に、保育者も突然の大きな揺れには

【何も出来ない】のが現実で

この時、迷わず自分の身の安全を守れるかどうかが、

お子様のその後の安全を左右すると考えます。

〔その瞬間は何も出来ない〕

事を自覚した上で、事前の防災対策を施し、

お子様のお引渡しまでに通常より時間がかかることを想定して

災害後の保育継続の準備を考えております。

なかなか現実として受け入れにくいお話かもしれませんが
今後お子様が成長される過程で、

関東地域の大地震は

必ず体験すると言っても過言ではない

発生確率となっています。

この機会に、職場の安全も含め、

意味のある対策と備えが出来るよう

以下からの具体的な対策への

ご理解・ご協力をお願いいたします。



取り組み(3)

揺れの直後連絡手段を確保すること 

【災害時の安否確認について】
保育中は、室内外に関わらず携帯電話を身につけた状態で

通信手段の確保を常に意識しております。

大きな揺れでは携帯を紛失する可能性もあります。

保護者の方も携帯は【身に着ける】習慣にし、

充電器を用意しましょう。

災害時の通信で、電話・メールが全く繋がらない場合は
NTT【災害用伝言ダイヤル171】を利用いたします。
171が運用された場合は、
必ずメッセージを残しますので、
お迎えの判断、安否確認の手がかりにして下さい。

契約後にお渡しする【171クイックマニュアル】を活用の上
まずは、お互いに連絡を取り合いましょう。
停電に備えて、充電器のご用意や、
公衆電話(停電でも10円玉で使用可能)の場所を確認するなど
連絡手段の確保への意識を高めてまいりましょう。



取り組み(4)

家族が再会できるまで保育を継続する 

ライフラインが止まった状態でも保育が継続出来るように防災備蓄をすること

【災害時のお子様のお引渡しについて】

 近藤側の状況が許す限り

預かりきる体制でおりますが、

ご両親と連絡が付かないまま

預かりが長時間にわたる場合は、

ご親戚等へご連絡させていただき、

お引渡しを検討させていただきます。 

 また、保育者やご親族以外の

第三者に保護される場合を想定し、

契約時にお渡しする 【お子様情報カード】を、

お子様のお荷物の中に入れておくことを

お願いいたします。

【お子様情報カード】


このカードは、

保育中の非常事態:近藤に万一の事があった場合に、

お子様に身に付けさせる

身元確認カードです。

(保育契約時に配布します)  


 【お子様情報カード記載に関して】

広域的に被害が出るような大地震の場合は、

近くのご親戚ではなく、

遠方の(東京都外)ご親族の情報が有効です。

アレルギー情報・お薬情報の有無が

生死を分ける場合もありますので、

【あり・なし】を明記しましょう。

【お子様のための防災備蓄を】 

大地震が直撃した場合、

交通機関は麻痺し街並みが一変します。

 車は使えないことを前提に

【防災住宅である保育室に

必要な物を自宅とは別に分散して備蓄する】

というお気持ちで、
おむつ・着替え 等は少し多めにご用意下さい。

食料の備蓄は保育室で準備しております。

かさばるものであっても

お子様に必要な物は保育室で保管いたします。

保育室では子ども用の

防災ずきんと

折りたたみ型ヘルメットを

用意しております。

 

【避難の判断・避難場所について】

〔避難しなくてもいい家〕を目標に、

構造計算をした上で耐震住宅を建築しており、

火災に対しても安全性の高い住宅です。  

よって、基本的には

複数の子どもを連れて

公共の避難場所に 避難・移動することは

考えておりません。

ただし、

広域的な火災などが発生・拡大している場合や

ガス漏れ・爆発の危険の可能性がある場合、

避難勧告の該当地域に指定された場合は、

お子様を連れて避難いたします。

その際は、伝言ダイヤル171や

ライン・メール・X(旧ツイッター)・張り紙(*)等の

あらゆる方法で、

安否情報や居場所をお伝えする努力をいたします。 

(*)避難した場合、

速やかな合流の助けになることを期待して

【いますor移動しました】の張り紙を

用意しております。

国立市で指定されている、この地域の避難先は 

一時集合場所:谷保第1公園(汽車ぽっぽ公園) 

避難場所:国立第七小学校  です


現実的には、

一時避難が必要であれば、庭か、向かいの畑で

状況が落ち着くのを待ち、

混乱が予想される避難場所(七小)ではなく、

保育室を待機場所とすることになると思われます。

 乳幼児を連れての移動は、

天候や時間帯(保育補助者の有無)にも

左右されますので、

避難せずに保育室にとどまれるよう 

保育業務が継続できる防災環境作りに

力を入れて参ります。

なお、当保育室は【避難所】としては

お使いいただけません。

安否確認方法その1


【毎月171の練習をしています】

毎月1日、及び防災週間等に

171体験利用が出来ます。

保育の防災訓練の一環として、

保育室から安否確認の録音練習を

毎月実施いたしております。

その時のお子様の様子を

そのままお伝えしておりますので、

お時間が空いた時に

安否確認の再生練習のつもりでお聞き下さい。

体験利用は0時から24時まで。

録音件数10件。

録音は古いものから消去されます。

まずは再生[171→2]  

お子様の安否を聞いてください



171に使用する電話番号、利用手順、注意点等は

契約者にお渡しする”ひいふうみファイル”に

詳しく記載があります。

★171は録音回数に制限があります。

保護者は再生のみで、

保育室の番号に録音しないでください。





安否確認方法その2


【SMS・LINE・モバイルの災害用サービスなど】

ドコモユーザーの場合は

災害用音声お届けサービスも利用します。

メッセージ・ライン等、

保護者の方が使いやす方法に合わせて

個々に連絡を取れる手段を用意します。

あらゆる方法で、複数の方法を用意し、

お互いに連絡が取れるよう

ご協力をお願いいたします。

【一斉メール】  

地震直後の第一メール、

詳しい状況を知らせる第2メールを

保護者の携帯に一斉メール送信いたします。

 【X(旧Twitter)】

 @zarukaburiwanko

  災害時安否確認用の

X(旧Twitter)を開設しています。 

 災害時、通信が可能であれば

連絡手段の一つとして

利用いたします。 


 【★このホームページ★】

トップページにメッセージを残します。




★保護者の方からも

何かしらの方法で

保育室に向けて

ご自身の安否を知らせる努力をして下さい。

★電源を通信手段を確保しましょう。



安全な飲料水と食料の備蓄


2011.3.11の震災以降、

放射能汚染に対する正しい理解と

対策が必要とされています。

★キッチンには逆浸透膜浄水器アンダーシンクタイプ

RUP-50GPDを設置済みです(常温水)。

放射性物質も除去された

純水(ピュアウォーター: RO水)が作れます。

お味噌汁、炊飯には

このピュアウォーターを使用しています。 

水道水が使える限り

【継続して】【安全な水が】【十分に】確保できます。


災害時、乳児ミルク用のお湯の確保として

水道直結型の逆浸透膜浄水器

ウォーターディスペンサー(温水・冷水)

を備えています。

停電時も蓄電池で作動します。

こちらも断水にならない限りは

【継続して】【安全な調乳用のお湯が】【十分に】

確保できます。


上記二つの浄水器は

今後起きるであろう大地震や、

それに伴う原発事故等で

濁り水や放射性物質等が流入した場合にも

安全なお水や調乳のお湯を確保するための備えです。

災害用の液体ミルクも市販されておりますが

まずは、

【非常時でも】

いつも飲んでいる温かいミルクを

【素早く作る】

ことを目指しています。


  

また、水道水の供給が止まった場合の備えとして

★ペットボトル長期保存水の備蓄

★ウォーターサーバー(浄水)を設置し

常に一定の量の安全なお水が

備蓄出来る仕組みにしています。

停電時は蓄電池で作動します。


食料備蓄はローリングストックにより、

お預かりしているお子様の

月齢に合わせた物を(概ね2週間分)

意しております。

防災保育のしおり:(1)~(5)

最後まで目を通していただき
ありがとうございました

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